終電厳守は天使か悪魔か
鍋パをした。仙台には行かなかった
映画を見つつ、寝だす彼と、くつろいでケラケラ笑うわたしと。
途中寝てないのも見えたけど、緊張からなのかと笑っておいた。
鍋パの鍋は美味しくできて、元より鍋に不味いなんてことは大概ない
ただ鶏白湯はできなかったけど、鶏ガラの鍋へと転じたことで、ラーメンはとても美味しかった。
爪を切ったり映画を見たり、マッサージしたりされ返したり。
甘えてもいいというから甘えたけど、収集がつかなくなりそうで、少し抑えてみたり。
少しずつ酔いも回って、積極的になるからそのまま任せてたらなんやかんやちゅーはしてた。
いやらしいちゅーもした。大人だし
一瞬首を締められて、でもどっかでこれくらい平気だなって思ってた気がした。結局謝られたし。
耳がどうしてもこそばゆくてイヤイヤしてたけど、本気でダメだと思ったらそっとやめて謝られる。
いやらしいちゅーを、出来る範囲で(範囲的にも技術的にも)したら、「お腹壊したみたい」と、トイレに立たれる
(心配したけど、後になってこれが嘘ならかわいいとさえ思ってしまう)
そんな流れもあったけど。
馬乗りになられて、真っ暗な中で目の中が潤んでいて、お酒と獣の2つが混ざってるそれを見て、久しぶりに観たなあと感じた。感じたけど。
さっきまで部屋が甘ったるい匂いだったのに、(ディフューザー?)その瞬間に雄?生っぽい匂いに変わって、すごいと思っていたけど。
「もうそろそろ駅向かおうか」と言われて、
特に期待はしてなかったけど。一線越えようとは思ってなかったけど。
なんだか負けた気がして、少し粘ってみたり、腕を組んで駅まで行ったりした。
効果なく、改札潜ったら帰ってたから思わず追いかける。道は充分覚えていた。
電話を掛けて、後少しと言ったけど、明日もあるからと断られる。
魅力のなさに夜中に嘆くアルコール臭い24歳。大人だし
これ以上したらたっちゃうからって制されたけど。大人だし、ヤメたけど
向かいどころが分からなくなってしまった。
選択肢をまた広げようとスマホを弄る。大人だし、傷付いては終わらないし。
三連休の三日間を共に過ごした彼女は、わたしの気持ちを支えてくれた。
ありがたい。道が消えそうだったんだよ、本当に